Youtubeでこんな動画を見つけました。
「I made a robot to cut my hair with scissors(ハサミで髪を切るロボットを作りました)」
「髪が長くなりすぎたので、それを切るロボットを作ることにしました。」と、全自動のヘアカットロボットを自作し、自らが実験台となってヘアカットの実力を公開しています。
果たしてその実力は?ということでお手並みを拝見したところ、まずまずの仕上がり。
そもそも期待はしていないので、ハサミで怪我をしないだけで及第点でしょうか。
ヘアカットロボットが開発されたといった話題は昔からしばしば見聞きしますが、いつも毎回「人の技術には到底及ばない」と裏切られます。
今回の動画もやはり色々と難しいと思うところがあり「まだまだ人の技術には及ばない」という判断です。
しかしながら現時代においては技術の進化がとても早い。人工知能(AI)の進化も著しいです。
この進歩のスピードを考えれば、近い将来においてヘアカットロボットは実用的に普及するのではないかと思います。
それでも、美容師がヘアカットロボットに置き換わることは考えられません。
美容師はそれぞれの客に似合うヘアスタイルを提案するといった想像力や感性、芸術性が必要で、それが美容師という仕事の重要な部分を担っています。
ヘアカットロボットに提案力を備えることはできると思いますが、ビッグデータが導き出す画一的なスタイルや、無難なスタイルになるのではないでしょうか。
ヘアカットロボットが実用化するとすれば、その役割は「ヘアスタイルの再現」という部分が適当だと思います。
メンテナンスカットないし、過去のスタイルの再現です。
美容師に仕上げてもらったヘアスタイルを3Dデータとして記録しておけば、以前のヘアスタイルをお願いしたい時に、それをヘアカットロボットが忠実に再現するといったイメージです。
3Dプリンタが実用化されていることを考えれば、ヘアスタイルを再現するヘアカットロボットも実現間近の気がします。