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肯定派が7割!美容院のAI生成画像の使用に関するアンケート調査


調査概要

美容院のヘアカタログでAI生成画像を使うことはありだと思いますか?なしだと思いますか?
 
「様々な画像を用意できるし、頭の形にあわせた髪型も作ることができるのでありだと思う。」
「お店が提供できる実績のあるスタイリングをヘアカタログに出すべきだと思うからなしだと思う。」
「AI生成画像だとイメージが掴みやすくていいと思う。」
 
今回は、全国の10代〜50代の男女を対象に「美容院がAI生成画像をお店のヘアカタログとして使うことはありだと思いますか?」のアンケート調査を実施しましたのでご紹介いたします。

 

調査対象 全国の10代〜50代の男女
回答数 100
調査期間 2023年8月8日~ 2023年8月9日
調査方法 インターネット調査

回答者属性

男女

年代

都道府県

職業

 

7割以上が「あり」と回答!

 
「美容院がAI生成画像をお店のヘアカタログとして使うことはありだと思いますか?」の質問では、『あり』が71%、『なし』が29%となり、7割以上の人がヘアカタログにAI生成画像を使用することを肯定的に考えていることがわかりました。

以下にそれぞれの理由をまとめてみました。
 

◾️あり
  • イメージだと分かればいいのではないかと思います。(30代/女性/愛媛県/パート、アルバイト)
  • AIであってもオシャレなヘアスタイルを提案することは、選択の幅が広がる為(50代/女性/宮城県/パート、アルバイト)
  • AI生成画像の技術は素晴らしいですし、より自分に合ったヘアスタイルを見つけられそうな気がするから。(50代/女性/滋賀県/パート、アルバイト)
  • モデルさんに来てもらわなくても、分かりやすいサンプルを示すことができるから。(30代/女性/神奈川県/パート、アルバイト)
  • 自分ではわからない似合うスタイルを提案してもらいたい(50代/女性/神奈川県/パート、アルバイト)
  • 年齢、性別によって細かく設定しておけば、わかりやすくて良いと思います。(20代/女性/長崎県/パート、アルバイト)
  • イメージがわかりやすいのであればありだと思います(30代/女性/長崎県/パート、アルバイト)
  • カタログなのでイメージを湧かせるためにAI生成画像を使うことはありだと思います。(50代/女性/東京都/パート、アルバイト)
  • きちんと現実的にカットや表現できる髪型なら問題は無いと思います。(30代/女性/兵庫県/パート、アルバイト)
  • 美容師さんとよりイメージを共有しやすくなると思うので賛成です。(20代/女性/福島県/会社経営、役員)
  • ビジュアルが美しければAIでも憧れのヘアスタイルと感じられ素敵な事だと思います。(50代/女性/兵庫県/会社経営、役員)

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  • AIはその人に合うデザインを様々な観点から分析して画像を生成していると感じる。そのため、一人一人に合った悩みなどからより良い条件のヘアスタイル提供することができ、多くのお客様にも満足していただくことに繋がると考える。また、本来よりも多くのヘアスタイルを提供することができ、多くのパターンを知るきっかけにも繋がると考えるため。(20代/女性/岡山県/学生)
  • 最近のAI生成画像は質も高く人間とあまり区別がつかないためありだと思う。ただ人件費の節約以外に大したメリットはないように思われる。(20代/男性/長野県/学生)
  • 生成AIの技術は優れているので不自然さはないだろうし、モデルを使わずとも画像を作ることができるのなら経費も安く済むだろうし効率的だと思う。(50代/女性/愛知県/自営業、自由業)
  • 写真よりもよりリアルに髪色や髪型が表現されるからです。カットモデルさんを使ったヘアカタログだと髪型の全体像が分かりにくいことがあって、美容師さんとの会話で食い違いが生まれることがあります。また、自分がどんな髪型が似合うのかが分かりにくいのが難点です。AIだと、立体的に表現してくれると思うので、カットモデルさんよりも髪型の全体像が分かりやすくなり、お客さん側は仕上がりのイメージがしやすくなると思います。(30代/女性/宮崎県/自営業、自由業)
  • お客様から話を聞いてヘアカタログをすぐに作れるのと美容師さんが顔のタイプによって新しい髪型などを作りやすいかなと思ったからです。(40代/男性/大阪府/自営業、自由業)
  • お客さんがそれを見てイメージしやすかったら、そのイメージに沿ってカットすればいいので問題ないと思います。(40代/男性/長崎県/自営業、自由業)
  • きれいでちゃんと伝えたいことがわかるものであれば、AI生成画像でも何でもいいと思います。(40代/女性/鳥取県/自営業、自由業)
  • 髪型やそれが似合うタイプの顔が分かりやすくリアルに表現されているなら、実物でなくAI画像のカタログでも気になりません。(40代/女性/東京都/自営業、自由業)
  • 写真を撮る手間を省けるのとイメージもつきやすいからありだと思います。(30代/男性/東京都/自営業、自由業)
  • 自分を見て判断してもらえるのはありだと思います。美容師さん、自分だけでなく第三者の意見を聞いてみるのもありだと思います。(50代/女性/富山県/自営業、自由業)

 

◾️なし
  • その美容室で提供できるカットやカラー技術を必ずしも反映したものとは言えず、どちらかと言えば架空イメージに近いように感じられる。(40代/女性/愛知県/パート、アルバイト)
  • AI画像で気に入った髪型を実際にその美容院で注文してもイメージ通りにはならないと思います。美容師さんに画像の髪型にできるテクニックがあるか不安です。(50代/女性/愛知県/パート、アルバイト)
  • 美容師さんが実現可能かどうかわからない。美容師さんの腕がわからない。(40代/女性/高知県/パート、アルバイト)
  • 実際の仕上がりがイメージしにくいから(20代/女性/東京都/パート、アルバイト)
  • 実現性があるのか怪しいと感じてしまう。(40代/女性/奈良県/パート、アルバイト)
  • AI生成画像は実写ではなく、画像としては矛盾がないように見えても、現実としては矛盾がある画像があったりするから、現実の見本を提供しないと意味がないと思う。(40代/男性/兵庫県/会社経営、役員)
  • 想像がつきにくい。(30代/女性/愛知県/学生)
  • 在籍している美容師が自らカットしたものでないとお客様に嘘をつくことになってしまうから(20代/男性/東京都/学生)
  • AI生成画像の髪型を美容師さんが再現できるのか疑問だから(30代/女性/広島県/公務員)
  • カタログはアピールのために使うのであり、AIを使うことは嘘をつくことになる。自分でカットした本物を撮影してこそほんまもんのアピールになる。(40代/男性/岡山県/自営業、自由業)

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  • AI生成画像の髪は美容師がカットやセットをしたものではないので。(30代/女性/鹿児島県/自営業、自由業)
  • ヘアカタログはあくまでその美容室で働いている美容師が「こんな髪型ができます」と表現しているものだと考えるので、AI生成画像だと意味が無くなると思うからです。(20代/女性/北海道/自営業、自由業)
  • デザインとして参考にするのはいいですが、美容師さんが実際にその髪型にカットしたわけではないため、カタログに載せると誤解を生む可能性があると思うからです。(30代/女性/愛知県/正社員)
  • お店の技術がわからないから。カウンセリングなどでイメージを決めるだけなら、今も雑誌を見て決めたりするのでアリだと思う。(20代/女性/広島県/正社員)
  • AIでは綺麗すぎて、実際に自分に合わせた時のイメージがしづらいから(30代/女性/千葉県/正社員)
  • 美容師は、自分の腕(技術)で本来の実力をアピールして欲しい。(40代/男性/大阪府/正社員)
  • AIでは自分の(自分達)技術の上に成り立ってない創造物なので、まずその美容師に技術力あるのか?と思ってしまうと思います。もちろん客目線で見せられてもAIと気付かない可能性もありますが、
    AIで見栄え良くしないとお店のヘアカタログを出せないなら『それ以下のお店』だと言われる可能性も出てくると思います。個人の技量や技術に関わる事なので、自分で描けないのにやれもしない事をパクって提示しているAI絵師が問題になっている事と類似した問題だと感じます。(40代/女性/東京都/正社員)
  • AIはあくまで架空のものなのでやはり実際の人間の髪型を使ったほうが良いと思います(20代/男性/東京都/正社員)
  • 人間のモデルが写真になったヘアスタイルの方がやはり参考になると思います。(30代/男性/東京都/正社員)
  • 実際にそちらのお店の美容師さんが施術したわけではないので、どこまでヘアカタログ通りに仕上げてくれるか不明だから不安なので。(50代/男性/和歌山県/正社員)

 




 

まとめ

「美容院がAI生成画像をお店のヘアカタログとして使うことはありだと思いますか?」のアンケート調査を行ったところ、『あり』が71%と肯定派が多い結果となりました。
 
ありと回答した人の意見で最も多かったのが、「イメージを共有しやすいから」。ヘアカタログの写真はあくまでもイメージ。自分がどんなヘアスタイルにしたいのか、美容師と客のイメージ共有が簡単に確実にできるのであれば、実物の人間である必要はないと考えている人が多いようです。
 
なしと回答した人の意見では、「実現性・再現性があるのかわからないから」という意見が最も多く見受けられました。AI生成画像で気に入った髪型、イメージを共有できたとしてもそれを実現できるのか疑問で、ヘアカタログには実際に施術した人の写真を載せるべきだと考えている人が多いようです。
 
イメージ、デザインの共有だけを目的としてAI生成画像を使用することには多くの人が肯定していましたが、実際には美容師がその髪型を作ったわけではないため、その通りに仕上げてもらえるのか疑問に感じたり、誤解を生む可能性があることまで考えると使用に否定的な人も一定数いました。
 
 

《調査結果の引用・転載について》

本レポートの著作権は、株式会社ノーマリズムが保有します。
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