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会話「あり」「なし」選べる美容室が話題
FNNプライムオンラインの「会話「あり」「なし」選べる美容室 7年ずっと無言の常連も」というニュースが話題となっています。
二子玉川にあるhair works credo(ヘアーワークス クレド)さんのメニュー欄には「会話なし」や「静かに(会話少なめ)」といった名前のメニューが載っており、美容師さんと話したくない人が「無言」や「話少なめ」に施術してもらえるような仕組みとなっています。
よく、予約時に備考欄のところに会話の有無を選択できることはありますが、メニュー名に「無言カット」や「会話なしカット」とあえて表記していることが面白いと話題となりました。
会話はあった方がいい?無くてもいい?
みなさんは美容院での会話を楽しみにしていますか?それともできれば無言で施術してもらいたいですか?
美容院にはお喋りしに行くというほど会話が好きな人もいれば、できれば話しかけてほしくない人もいるかと思います。中には好きではないが、無言にされると寂しい、残念だと思う人もいるでしょう。
ここでは、ヘアログに投稿された口コミの中から会話に関連する投稿を調査し、以下の4つのパターンに分けてみました。
① 評価○「会話があって良かった」
② 評価○「会話がなくて良かった(無言で良かった)」
③ 評価✕「会話があって残念だった」
④ 評価✕「会話がなくて残念だった(無言で残念だった)」
① 会話があって良かった
- 「スタイリスト、アシスタントの方含め、会話していて楽しいので毎回時間があっという間です!!」
- 「スタッフの皆さんとの会話が楽しく、あっという間に時間が過ぎました。技術は言うまでもなく、とても満足いくものでした。」
- 「店員さんもすごく接しやすく、色々会話をしてくれたので、気まづくならなくて良かったです。」
- 「施術中の会話も楽しく心地良いひと時を過ごすことができました。」
- 「 担当してくださったスタイリストさんは明るく気さくに話してくださったので、スタイリストさんと話しながら施術を受けたい人はとても楽しいと感じると思います。 会話をしながらも逐一どんな感じがいいか確認しながら行なってくれていたので、とても満足した仕上がりになりました。」
② 会話がなくて良かった(無言で良かった)
- 「静かでテキパキと要望に答えてくれて 喋らなくて無言でカットしてくれるのが助かります。 カット時間も短くてとてもお勧めです。」
- 「髪を切っているあいだ、無言でもOK、美容師さんが、お客さんに合わせてくれる。 髪の毛を集中して切ってくれるので、私は好きです。」
- 「接客の雰囲気も良く、無言であっても居心地が悪いと感じることはないし、こちらが言った話に適度に共感してくれて盛り上げてくれるので居心地が良い。」
- 「とてもアットホームなお店で居心地がいいです。無言が苦手な方でも無言を恐れずに座っていられるのではと思います。」
③ 会話があって残念だった
- 「私の担当者は技術・接客ともに文句なしなのですが、男性のスタッフがとても大きな声でしゃべる&笑っていてとても不快でした。」
- 「やたらにシャンプーに課金要素を提案してきたり会話は上司の愚痴ばかりで嫌な時間を過ごしました。」
- 「会話が「結婚しないの?」「別れの危機あった?」など個人的な内容をぐいぐい聞いてくるところが個人的に不快」
- 「静かにすごしたいと希望したもののカットや洗うときでさえずっと話しかけられてとても不快な気分がしました。」
- 「店内の過ごし方のアンケートに静かに過ごしたいって書いたのに、シャンプーしてる時に話しかけられてから、興味もない話をされ早く帰りたかった。」
④ 会話がなくて残念だった(無言で残念だった)
- 「女性の美容師を指名しましたが、話し方が高圧的&施術中ずっと無言で居心地が悪かったです。」
- 「動画撮影しても良いかと聞かれ、許可すると 撮影開始した途端明るく喋り出し動画切った後は無言。髪切っている最中も無言すぎて気まずかったです。 」
- 「担当者最悪でした。 名乗らず全く会話なし。 途中でもうすこし切ってもらえるかと話すと、カウンセリングではこのようにうかがったんですが…と言われ嫌そうにやってました。」
- 「席に着いたあとも、ヘアスタイルに関すること以外、3時間半全く会話なし…」
- 「最初から最後まで一切会話なく作業に徹する感じで愛想なし。声かけもめんどくさそう」
- 「全く会話なく、コッチからフルも会話続かず。最悪な気分」
- 「切って下さってる間の会話がなく 長く感じました。」
会話なしメニューが人気の理由に、「施術に集中してくれている」「めんどくさい会話をしなくてよい」「気まずくならない」などがありました。無言だと何か喋らなくてはいけないんじゃないかと、お互い気を使いすぎて気づかれするケースもあるかと思いますが、選んだメニューが「会話なし」であれば余計な心配をせず、お互いに施術に集中できそうです。
会話の有無を選択しない通常のメニューの場合だと会話した方がいいのか無言の方がいいのか、美容師さんも悩まれるところでありますが、「会話があって良かった」「会話がなくて良かった」「会話があって残念だった」「会話がなくて残念だった」と様々なパターンがあることから、やはりお客さん次第ということがわかりました。
無言がいいというお客様もいれば、会話がなく最悪だったと感じる人もいます。また、会話があったとしてもプレイベートな答えにくい話だったり、声のトーンにも気をつけないといけないようですし、会話がなくても無言でいられるような温かい雰囲気作りも大事なようです。
無言接客は本当に良い?
良いか、悪いか。お客さん目線でいうと「その時次第」というのが大多数の意見でしょう。同じ人でもその時の気分で話したいと思ったり、そっとしてほしいと思ったり。また、楽しい会話ならいいけど、つまらない話ならしたくないという人もいるかと思います。最初だけ会話して途中から無言でゆっくりしたい人もいるでしょう。
会話なしメニューは無言接客を希望する人にはとても画期的な取り組みで、今後も増えて行くことが予想できます。新型コロナウイルスの影響もあり会話をできるだけ控えたい人にも人気かもしれません。
多種多様なニーズに溢れる社会なので、こういう面白いサービスがどんどん広がっていって、美容業界全体が盛り上げっていくことに期待したいと思います。