『客の話に耳を傾けない、技術なしの店』by テンパー: 美容室Saku 稔台店

客の話に耳を傾けない、技術なしの店

癖毛がコンプレックスですが、センターパートに挑戦してみたくて利用しました。

担当してくれたのは、若い男性店員さん。
元々伸ばすつもりだったのですが、バイトの関係で短くせねばならず、最初に目にかからない程度で耳は出す形でお願いし、その後センターパートにしてみたい話をして用意していた4パターンの画像を店員さんに見せました。

「分かりました」と言ってあまり画像も見ずに髪をいじり始め、若干クセが強いのでセンターパート難しいかも、一旦切ってみてからクセの様子を見ましょうと言って切り始めました。

ある程度切った段階で「今こんな感じですが大丈夫ですか？」と聞かれましたが、明らかに見せた画像のイメージとは異なっていました。しかし私自身美容師ではないので、毛量的にはセットできそうだったので、ここからセットでセンターパートに持っていくのかと思い、「大丈夫です」といいました。

しかしその後すぐ「じゃあここから毛量整えていきますね」と言い、また髪を切り始めました。この段階で「いやじゃあなんでさっき見せた？」「これ本当に大丈夫なのかよ」という気持ちが湧き始め、切り揃えられた後、セットの段階でも店員さん自身「うーん、センターパートは、、、」と言った表情。
「とりあえずブローしてみてクセとってみましょう」ということでブローをするも、クセがうまく取れず長時間ドライヤーの熱に晒されることに。
結局うまくいかず出来上がったのは、「カツラかぶってるんですか？」というような男の姿。挙句その段階で「センターパートはもう少し前髪が長いとうまくいくんですけど、、、」と言い出す始末。
「だったら最初から言えよ！方向性提案しろよ！一緒に考えろよ！」という思いがどんどん湧き上がって来ましたが、「とりあえずセンターパートは一旦忘れて、この髪で別のヘアスタイルにセット出来ますか？」と聞きました。
今度は「マッシュスタイルに持っていく方が決まりやすいです」とのことで再度ブローし、ワックスで形を整えようとしますが、そもそもマッシュスタイルで切ってないので前髪のクセは出まくるわ、キレイなフォルムにはほど遠いわ、店員さんもセットしててもゴールが定まってないから延々と髪いじり続けるわで、最後までどうにもなりませんでした。

終始、「ブローはクセを取るために強めにやってください」だの教える目線で話していましたが、クセの取り方は最後まで教わらず具体的な技術の説明もないままでした。再現性も求められない（そもそも納得いってないですが）し、この説明意味ある？という印象でした。
その後お金は払い、最後に納得言ってない説明や箇所を伝えてそそくさと帰りました。「はい、ハイ」とは言うものの客の気持ちに寄り添う言葉ひとつかけられない店なんだな、周りの店員も見て見ぬフリかよ、と完全に諦めて家に帰りました。

総じて言えるのは、「お客様に後悔させません！」という謳い文句と反して、クソ最悪な時間でした。
店の内装・雰囲気はあるので、地元民で床屋感覚で切ってもらう分にはいいんじゃないですかね。技術の割に値段高いですけど。