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「予約を断られた」美容室のコロナ対策によるお客様への影響は?省かれるサービスやトラブルも…


政府が求めてきた都道府県をまたぐ移動の自粛が、本日6月19日からから解除となりました。新型コロナウイルスの影響で身動きが取れなかった私たちに、「新たな日常」が始まりました。
 
先日からお伝えしているよう美容室は今、お客様の姿が戻りつつあり数ヶ月ぶりに整えてもらった髪に歓喜する方々が増えて来ています。これも、美容室がしっかりとしたコロナ対策で万全を期していることが大きな要因です。
 
徹底されたコロナ対策により、お客様が安心して美容室に行けるようになってきましたが、一部のお客様の中ではこの「新しい美容室」のあり方に対して、不満に思ったり、寂しい想いをしている方もいるようです。中には、やりすぎた差別めいた対応をする美容室も。。。
 
今回は、美容室のコロナ対策によるお客様への影響について、トラブルになったケースも交えてご紹介したいと思います。
 
 

美容室での新型コロナ対策例

 
美容室では感染予防のため様々な新型コロナ対策を行なっております。

  • 定期的な換気
  • 手指の消毒
  • 器具の消毒
  • マスクの着用
  • 検温
  • 空気清浄機の設置
  • 店内の滞在人数の制限
  • 席の間隔の調整 など

 
こちらはほんの一部ですが、その他にも様々な対策を行い、徹底した衛生管理をしています。
ホームページやSNSなどでも「お店が行なっている新型コロナウイルス対策」などと特設ページを設け、お客様に伝わるような対応をしているところも多くあります。
 
さて、これらの対策をする美容室では、私たちにどのような影響を及ぼすでしょうか?また、これらの対策をしている美容室の中でも徹底できていないところがあったり、今まで普通にあったサービスがコロナの影響で無くなってしまったということあるようです。
 
 

飲み物、雑誌が出てこない

 
お客様の手に触れる飲み物や雑誌を提供しない美容室が増えて来ました。今まで、コーヒー片手に雑誌を見ながら美容室でのゆったりとした空間を過ごすことが好きだったお客様もいるかと思います。特にカラーなどで、待っている時間が長いお客様となるとなおさらです。当然といえば当然の対策かもしれませんが、少し寂しい気持ちがします。もちろんこれらのサービスはお店によって様々な状況の違いや対策具合によっても異なります。例えば雑誌からタブレットに変えて、毎回アルコール消毒するなど代わりとなるサービスを提供するサロンも出て来ています。
 
 

密になるからと予約を断られた

 
美容室ではお客様の入りを制限するようになったところもあります。いつもは、当日や前日でも予約できていたサロンが数日前には満席(制限していて)となっているケースもあります。または、パーマや縮毛矯正など時間のかかる施術だと空いている時間がなく別日に振替をお願いされることもあるようです。中にはどこも予約でいっぱいで5件も断られた方もいるようです。人数制限をすることで、行きつけのサロンにいけなくなることがあるようですね。
 


 
 

美容師のマスクから息が漏れている

 
美容師のマスクの着用は多くのサロンが行なっている対策の一つですが、その付け方に問題のある方もいるようです。シャンプーの最中は、美容師の顔の下の位置にお客様の顔が来るようになります。一部の美容師に限った話になりますが、着用が甘い人は美容師の息がマスクの隙間を通ってお客様の顔にかかってしまうケースがあるようです。マスクの着用をしているからといって安心できるとはいかないみたいです。

 

 

平熱が高い人でも「37.5度以上の発熱の症状がある方」で断られる

 
以前、厚生労働省が新型コロナウイルスの受診の目安について「37.5度以上が4日」と設定していた(今は「高熱など強い症状」に変更済み)こともあり、発熱をされているお客様をお断りする美容室もあります。こちらも難しい問題ですが、37度以上の高い平熱ある人もいて、その人によっては暑い日は普通に37.5度以上の体温に上がる人もいるようです。そのせいで美容室に3回連続で断られたという話もあり、この目安について不満に思っているお客様もいる状況です。

 
 

新型コロナ院内感染が起きた病院に出入りした人の来店を断る

 
こちらは少し前のニュースですが、茨城県内の美容室が、新型コロナウイルスの院内感染が起きた病院に出入りした人の来店を断る内容が書かれた張り紙を掲げていたことが問題になりました。

新型コロナウイルスの院内感染が起きた病院に出入りした人の来店を断るという内容が書かれた張り紙を掲げていた茨城県内の美容院に対し、地元の保健所が美容師法にもとづき器具の消毒を徹底するよう指導した上、張り紙の撤去を要請していた。
 
関係者によると、この美容院では4月初め「お客様各位 せき発熱のある方、○○(病院名)に2週間以内に行かれた方はごえんりょ頂きますようよろしくお願いいたします。」と記した紙を入り口に張り出していた。
引用:毎日新聞

これはひどいですね。これらの差別に値する行動は「徹底したコロナ対策」とは異なります。美容室だけでなく、スーパーなどの店員への差別とハラスメントも問題になっておりますが、徹底した対策はしても差別はしてはいけません。
 
 

1日も早い終息を。

 
いかがでしたでしょうか?
 
コロナ対策は衛生面を強化するメリットだけではなく、それに伴い今までは当たり前に受けていたサービスが色々と省略されるようになり、美容室の楽しみ方や使い方、選び方など人ぞれぞれ考えが変わって行くかもしれません。1日も早く新型コロナウイルスが終息することをお祈りいたします。