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美容師の売上げ達成報告に関するアンケート調査。半数以上が“印象悪い”。


調査概要

SNSやブログ等で「月間売上300万円達成!」「指名売上100万円突破!」など、自分の売上げを報告する美容師がいますが、その売り上げ達成報告に対してどのような印象を持ちますか?

今回は、全国の20代〜50代の男女を対象に、美容師の売上げ達成報告に対する印象についてのアンケート調査を実施しましたのでご紹介いたします。

 

調査対象 全国の20代〜50代の男女
回答数 100
調査期間 2022年3月17日~ 2022年3月20日
調査方法 インターネット調査

回答者属性

男女

年代

都道府県

職業

 
 

美容師の”売上げ達成報告”、52%が「印象悪い」


 
「美容師の”売り上げ達成報告”の印象についてどう思いますか?」の質問では、『非常に良い』が2%、『良い』が17%、『どちらでもない』が29%、『悪い』が45%、『非常に悪い』が7%という結果となり、半数以上の人が印象が悪いと感じているがわかりました。
 

《『悪い』と回答した理由 》

  • 売上達成報告は店舗間で報告することであり、お客様に報告する物では無いから。(30代/女性/正社員/佐賀県)
  • ホストみたい、美容師には必要ない情報だと思う。美容室や美容師がどれほど売り上げているかより腕前のほうが大事。(30代/女性/正社員/東京都)
  • お客さんを数とかお金で見ている事が丸見えなのが嫌だ。思うのは自由だけど隠して欲しい。(30代/女性/専業主婦/愛知県)
  • SNSで目標としていた数字を発表するのは自由だが、自分がその美容師さんにお願いしたくなるとは思わない。(30代/女性/専業主婦/埼玉県)
  • お客さんのことをお金にしか見ていないような印象を受けます。また、売上報告を見ると美容師ではなくホストのような印象を受けます。(30代/女性/専業主婦/大阪府)
  • 店というよりは個人のアピールにしか思わないから。(30代/男性/正社員/青森県)
  • 自分の仕事の結果を報告することはダメとは言わないが、美容師さんの場合、他の業種の方とは違い、お客さんという人からお金を頂いて売上が立つ接客業なので、お客さんから見れば、お金のために接客したのかなと感じるとやはり気分のいいものではないと思うからです。(40代/女性/その他/愛知県)
  • 売り上げを書く事で人気の美容師であるということを宣伝したいのかもしらないが、あざとく感じてしまう。売り上げよりも、個人個人にあったスタイルを提案してくれる美容師さんの方が嬉しい。売り上げを意識していたら、過剰なサービス(トリートメント、パーマ)などを勧められそうと思ってしまう。(40代/女性/パート、アルバイト/京都府)
  • 売り上げを報告するより、何人のお客様の施術をして、何人のお客様がリピートしてくださっているかを報告したほうが売り上げも上がるし、印象もいいと思います。売り上げを報告するとお金のためだけに働いている、売り上げが上がるなら何でもするような印象になってしまうので、自分の得意なヘアスタイル・それに対する指名やリピート率の報告のほうが信用できて「私もお願いしてみようかな」という気持ちになります。(20代/女性/パート、アルバイト/長野県)
  • 金額を出されても生々しいと言うか、客側にとっては関係ないのでそれを自慢されても困るだけ(30代/男性/自営業、自由業/愛知県)

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  • 売上という言葉の響きが、お客さんを物扱いしているような感じがあり、やや引っかかる。(30代/男性/自営業、自由業/京都府)
  • お金を稼ぐのは大切だが、「売り上げ第一」ではなく「お客さん第一」で品質の高い仕事をして欲しいから。(30代/男性/自営業、自由業/山梨県)
  • 客からすれば、個人の売り上げはどうでもいいから。技術があって、きちんと対応してくれるほうが大事だと思うから。(30代/男性/自営業、自由業/千葉県)
  • 過去に美容室で、追加メニューや商品の押し売りに近い形ですすめられたこともあるので、良い印象をもたない。指名数・売り上げがトップの人でもあまり良い評判を聞かないこともあることや、その人の施術などが自分にも必ずあうとは限らないので、数字的に見れば良い印象かもしれないが、売り上げの一部には強引なセールスもあるかもしれないと考えるため。(30代/女性/自営業、自由業/東京都)
  • すごいなとは思いますが、美容師という職業柄、「指名」という言葉はとくにホストのようで胡散臭い感じがしてしまいます。(40代/女性/自営業、自由業/奈良県)
  • 稼ぎが多いと嫌味に見えてしまうので(50代/男性/正社員/愛知県)
  • 具体的な金額を表に出すよりも、お客さんの人数などを出した方が日本人ウケが良さそうに思います。(30代/女性/正社員/群馬県)
  • 個人的には売上金額はSNSで他人に報告することではないのかなと思うから。(30代/女性/正社員/長野県)
  • 売上達成は良いことだと思いますが、不特定多数の人に報告するようなことではないと思うからです。お客様のために営業しているというより、目標金額を達成するために美容室専売品の売り込みをしたり、必要のない施術までされそうな気がして嫌な気分になります。(40代/女性/専業主婦/秋田県)
  • 癒しやリラックスを求めて美容室にいくので現実的な利益、貪欲さを見るとあまりいい気分にはなりません。(30代/女性/専業主婦/大阪府)

 

《『良い』と回答した理由 》

  • 美容師の方のモチベーションがアップすると思うし様々な人に知ってもらえるから。(20代/女性/パート、アルバイト/宮城県)
  • スキルが高くて人気のある美容師さんなのだなと思う。このような報告を見ると、私も是非担当してほしいと思う。(20代/女性/正社員/福岡県)
  • 売り上げがあるということはお客さんがたくさんついているというかとだと思うから。(30代/女性/パート、アルバイト/山形県)
  • その美容師の方が頑張った結果だと思うので良いと思う。その報告により、一度行ってみたい・指名してみたいと思う気持ちになるので、効果的だと思います。(40代/女性/パート、アルバイト/大阪府)
  • 達成した売り上げという具体的な数値としてその人の実力を示しており、客観的に見て分かりやすいため。(20代/男性/学生 東京都)
  • 美容師が頑張ったということなので、その自慢が宣伝にもなっていいと思います。(40代/男性/自営業、自由業/長崎県)
  • 頑張っているんだなと思うから(30代/男性/正社員/愛知県)
  • お客様目線で分かりやすい実績が売上なので(素人では技術の上下は分かりにくく、またトークスキルなど接客面も売上には反映されると予想されるため)(40代/男性/正社員/広島県)
  • その人の技術や能力の一つの表われとしての売り上げなので、それをSNS上などで伝えるとより良い選択の機会を提供できると思います。(40代/男性/正社員/埼玉県)
  • 売り上げが良い、というのは指名されてる事もあるのでその人の技術や人柄が分かるからです。(40代/男性/正社員/静岡県)
  • 世の中の相場が分かるから良いと思います。(50代/男性/正社員/大阪府)

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  • 人気度や指名数の多さは美容師選び・美容室選びのポイントにはなるのでアピールするのは別に構わないと思います。(30代/女性/正社員/東京都)
  • 努力したからこそそういう結果があると思いますし、自分の高い技術や実力を周りに知らせることができるので良いと思います。(40代/女性/正社員/北海道)
  • 人気の美容師さんがすごいんだなと思います。(40代/女性/正社員/北海道)
  • 数値としてお店の評価を知れて参考になるから(40代/女性/専業主婦/茨城県)
  • 腕が良さそうで一度試してみたいと思わせるから(50代/女性/専業主婦/宮城県)
  • SNSなどを使って売り込むにはいいと思います。(30代/女性/専業主婦/東京都)
  • その美容師の人気や技術がわかりやすく伝わってくるのでいいと思います。(30代/女性/専業主婦/栃木県)
  • 売上や氏名本数の報告があるほど初回で来店お客様に第一印象にいい印象を与えられるかと思います。(20代/女性/派遣社員、契約社員/千葉県)

 





 

 

美容師個人の売上げも美容室選びの大切なポイント

今回のアンケートでは、美容師の“売り上げ達成報告”は52%と半数以上の人が「印象が悪い」と感じている結果となりました。

主な理由としては、「お客さんをお金でみている」「ホストみたい」「あざとい」といった意見が多くみられました。仕事なので売上げが大事なことはわかるのですが、それを不特定多数の人にアピールすることの無意味さや貪欲さに気分を害されることがあるようです。

逆に良い印象の意見としては、「人気の美容師なので行ってみたくなる」「売上げはお客様目線で分かりやすい実績だから」「人気度や指名数の多さは美容師選び・美容室選びのポイントになるから」といった声がありました。
「売上げが高い=技術や接客、人柄が良い」という意見で、美容室選びの時にわかりやすいポイントとして支持されているようです。

今回は印象が悪いという意見が多く寄せられましたが、あくまで印象。実際に施術してもらうと売上げが高い理由がわかるかもしれません。ぜひ美容師個人の売上げについても、美容室選びの参考にしてみてください!

 

《調査結果の引用・転載について》

本レポートの著作権は、株式会社ノーマリズムが保有します。
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